Case. 1
N
四角い箱を3層に仕切り、火と水を確保し排水を取る。
それ以外は何もない。
洞窟のような原始的なイメージで。
何もない、何もしないことで生まれる自由。
どのような使い方も可能な、ニュートラルな位置にある建物。
Story

大阪の幹線道路に面する建物。この建物は様々な使い方を想定して計画しています。一つ目は全体を住宅として使用する専用住宅として。二つ目は1階を事務所、2階から3階を住宅とした事務所併用住宅として、三つ目は全体を事務所として、四つ目は店舗、住宅、事務所など、賃貸物件として。

 

将来どのような使い方をしているのか。ライフスタイルがどのように変わっていくのか。その時々のライフスタイルに応じ、変わっていくことを前提に、使い方を固定せず、フレキシブルに。

 

建物は鉄筋コンクリート造の四角い箱を単純に3層に仕切っています。各フロアはワンルーム形式となっています。室内はフレキシブルな利用を前提としていますので、家具、間仕切、収納など、固定しなくてはいけない設備機器を除き、すべて可動式といたしました。仕上げにおきましても、コンクリートと、べニアの2種類のみで構成し、装飾性を排除することで、室内のイメージを固定せず、どの様な用途にも対応できるものとなっております。

 

建物には用途があります。住宅だったり店舗だったり事務所だったり。それらは何となく住宅らしさ、店舗らしさ、事務所らしさを持っています。そういった「らしさ」を無くすことにより、さまざまな用途として使用できる建物といたしました。

 

どのような使い方も可能な、ニュートラルな位置にある建物。

 

現在、事務所併用住宅として利用しています。


建物概要
所在地:大阪府大阪市
設計期間:0211-0303[竣工0309]
主要用途:住宅
撮影:平野和司
構造
構造:RC造3階建[半地下]
敷地面積:69.57 m²
建築面積:37.75 m²
延床面積:107.34 m²
受賞・掲載

ワールドフォトプレス「狭小住宅PART4」掲載
関西ウォーカー掲載
建築ジャーナル「建築家の家本」掲載

Blog
プロジェクトの進行の流れをブログで見ることができます。