敷地は主要道路から中に入った住宅地に位置しています。
街区は建物が密集して建っている上に道路は4mとやや狭く、通り抜けできない袋路となっていて、多少の閉塞感を感じるため、オープン外構としてスポット的な抜けと広がりを持たせました。
オープン外構は駐車場として、子供たちが安全に遊べるスペースとして、地域のアイストップとして位置付けました。
建物は、1階にプライバシーを確保した寝室を配置いたしました。
2階にはLDKと水廻りを配置しており、オープン外構に植えた樹木とトップライトからの光が、空間に潤いと、変化を与え、日常生活を美しく演出いたします。
3階はワークスペース、和室、テラスと、トップライトから見える空に向かって連続的に配置いたしました。テラスからは隣の敷地に植えられている大きな桜の木を見ることができます。
2階のLDKと3階のワークスペースは吹き抜けによって緩やかに繋ぐことで、子供たちの気配をいつも感じることのできる構成となっております。
細部は、軸組材の手刻みに始まり、板金の一文字葺き、キッチン、洗面台の製作、オリジナルの建具の取手やタオル掛け、構造材の端材によるピンコロ木の敷き並べ、植栽の種まき、芝貼りなど、手づくり、ローテクノロジー、マットな質感を寄せ集め、職人さんの手の跡、息づかいが感じられる、さらにはクライアント家族が家づくりに参加し、過程を楽しめるディテールといたしました。
住宅地の道路から少し開けたオープン外構を抜け建物に入ります。寝室を通り過ぎ、2階に上がると青々と茂った木が目の前に広がります。振り返ると上部から時間とともに明るさや色の異なる光が降り注ぎ、窓から見える緑と共に空間を演出いたします。吹き抜けからはオーディオの音楽とともに、子供たちの声が聞こえます。
3階のワークスペース、和室、テラスでは空を感じながら各々がゆったりとした時間を過ごします。和室の扉を開けるとテラスが連続的に繋がり、屋内と屋外を行き来しながら、隣の桜の木を望みます。
子供が中心にいて、家族が仲良く、楽しい時間を共有できる家。そんな家を求められました。
























